目次
結論:良い口コミへの返信例文は、感謝より「次の一文」で差がつく
- 良い口コミへの返信は感謝で始まるのが当たり前なので、そこでは差がつかない
- 型は「感謝 → 褒められた点を具体で受ける → 次の来店につながる一文」の3つ
- 3つめを書いている店がほとんどいません。ここが読み手の記憶に残る場所です
- 「よかったです」だけの短い口コミにも、短くていいので返す
悪い口コミへの返信は必死に考えるのに、良い口コミは「ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております」で流していないでしょうか。
口コミ一覧は上から順に読まれます。良い口コミのほうが件数は多いので、同じ文面が並ぶならそちらのほうが目立ちます。この記事では、褒められた内容ごとに10パターンの例文を用意しました。
良い口コミへの返信を手抜きすると損をする理由
件数が多い分、定型文が目立つ
高評価が中心の店ほど、同じ返信が10件も20件も並びます。1件ずつ見れば普通の文でも、まとめて読むと明らかに使い回しだと分かります。
良い口コミは「何がいい店なのか」の説明になる
「駐車場が広くて助かった」という口コミに「はい、〇〇台停められます」と返せば、それは店の説明になります。返信は、口コミを補足して読み手に伝える場所でもあります。
投稿してくれた人がもう一度来る確率が上がる
わざわざ書いてくれた人は、店に好意を持っています。その人に向けて具体的な返信が付けば、次の来店の理由になります。
返信の型(良い口コミ版・3ステップ)
- 感謝 — 来店と投稿への感謝
- 褒められた点を具体で受ける — 口コミに出てきた言葉をそのまま拾う
- 次の来店につながる一文 — 次に来たときにできることを1つだけ書く
悪い口コミの型が4ステップなのに対し、良い口コミは3つで足ります。文字数は120〜180字が目安です。
差がつくのは3番目です。「またのご来店をお待ちしております」は3番目ではありません。それは締めの挨拶であって、次に来る理由にはなりません。
褒められた内容別の返信例文(8パターン)
〇〇の部分を自店の内容に書き換えて使ってください。
接客・スタッフを褒められた
ご来店いただき、ありがとうございました。スタッフの対応についてお褒めの言葉をいただき、本人にも伝えさせていただきます。お客様のご様子を見ながら声をかける、というのは全員で意識している点なので、そう感じていただけて嬉しいです。またお待ちしております。
商品・料理・技術を褒められた
ご来店ありがとうございました。〇〇を気に入っていただけたようで何よりです。仕込みに時間をかけている一品なので、そこに触れていただけると励みになります。季節ごとに内容を変えておりますので、次回もぜひお試しください。
価格・コスパを褒められた
ご来店いただき、ありがとうございました。価格についてそう言っていただけると安心いたします。〇〇を続けられるよう、仕入れと段取りを見直しながらこの値段を保っております。またのご利用をお待ちしております。
店内の雰囲気・清潔さを褒められた
ご来店ありがとうございました。店内の雰囲気について触れていただき、嬉しく拝見しました。〇〇は開店時から手を入れ続けている部分なので、そう感じていただけて何よりです。時間帯によって表情が変わりますので、次回は〇〇の時間帯もおすすめです。
待ち時間の短さ・段取りを褒められた
ご来店いただき、ありがとうございました。お待たせせずにご案内できたようで安心いたしました。混み合う時間帯の人員配置は日々調整しているところなので、そう言っていただけると励みになります。またお越しください。
「また来ます」と書かれた
ご来店ありがとうございました。またお越しいただけるとのお言葉、とても嬉しいです。次回は〇〇もご用意できるかと思いますので、ご来店の際にお声がけください。お会いできるのを楽しみにしております。
スタッフを名指しで褒められた
ご来店いただき、ありがとうございました。〇〇へのお言葉、本人に伝えたところとても喜んでおりました。ご指名も承っておりますので、次回ご予約の際にお申し付けください。またお待ちしております。
初めての来店だと書かれている
この度は初めてのご来店、ありがとうございました。〇〇について気に入っていただけたようで安心いたしました。当店は〇〇もご用意しておりますので、次回は違う雰囲気も楽しんでいただけるかと思います。またのご来店をお待ちしております。
短文・星だけの高評価への返信(2パターン)
「よかったです」の一言や、星5だけでコメントがない口コミもあります。書くことがないので飛ばしがちですが、返信があるだけで印象は変わります。
「よかったです」など短いコメント
ご来店いただき、ありがとうございました。そう言っていただけて嬉しいです。またお近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
星5のみでコメントがない
ご来店ありがとうございました。高い評価をいただき、励みになります。またのお越しをお待ちしております。
短くて構いません。むしろ短いほうが自然です。情報がないのに長い返信を書くと、かえって不自然になります。
次の来店につなげる一文のパターン集
3番目に何を書けばいいか迷ったら、この5つのどれかに当てはめてください。
- 時期をずらす提案 — 「季節ごとに内容が変わります」「〇月からは〇〇が始まります」
- 別のメニュー・サービスの提案 — 「次回は〇〇もお試しください」
- 時間帯・曜日の提案 — 「〇曜の午前は比較的ゆっくりご案内できます」
- 予約・指名の案内 — 「ご指名も承っております」「事前のご予約もお受けしています」
- 持ち帰り・物販の案内 — 「店頭で〇〇も販売しております」
割引やクーポンの話は入れないでください。口コミの見返りに特典を渡す形になると、Googleのポリシー違反になります。
常連と初来店では書き分ける
口コミの文面から、常連か初めてかはだいたい分かります。ここを読み分けるだけで、返信の温度が変わります。
| 常連と分かる口コミ | 初来店と分かる口コミ | |
|---|---|---|
| 目印 | 「いつも」「毎回」「久しぶりに」 | 「初めて」「気になっていた」 |
| 感謝の書き方 | 通い続けてくれていることへの感謝 | 数ある中から選んでくれたことへの感謝 |
| 次の一文 | 新しい提案(まだ試していないもの) | 定番の案内(次に何をすればいいか) |
常連の口コミに「この度はご来店いただき」と書くと、見ていないことが伝わります。そこだけは気をつけてください。
良い口コミへの返信でやってはいけないこと
- 全部同じ文面 — 高評価が多い店ほど、並んだときに目立ちます
- 「またのご来店をお待ちしております」で終える — 締めの挨拶であって、次に来る理由にはなりません
- 口コミに書かれていないことを褒め返す — 「〇〇もお気に召したようで」と勝手に補わない
- 割引やクーポンを渡す — Googleのポリシー違反です
- 常連に初来店の文面を返す — 読んでいないことが伝わります
AIに自店用の返信文を書かせるプロンプト
良い口コミは件数が多いので、1件ずつ考えていると手が止まります。AI(ChatGPTやGeminiなど)に下書きを作らせてください。
あなたは店舗の口コミ返信を担当するスタッフです。
以下の高評価の口コミへの返信文を3案作ってください。
【店の情報】
・業種:〇〇
・店名:〇〇
・客層:〇〇(例:近隣の家族連れ、仕事帰りの単身者)
・次回に提案できること:〇〇(例:季節メニュー、指名予約、平日午前の空き)
【返信する口コミ】
「〇〇(口コミの本文をそのまま貼る)」
※常連/初来店:〇〇
【条件】
・120〜180文字
・感謝 → 褒められた点を口コミの言葉で受ける → 次の来店につながる一文、の順
・「またのご来店をお待ちしております」だけで終わらせない
・口コミに書かれていないことを褒め返さない
・割引やクーポンには触れない
・3案はそれぞれ違う書き出しにする
「次回に提案できること」を空欄で渡さないでください。ここが空だとAIは締めの挨拶で終わらせるので、結局どの返信も同じになります。
毎回この内容を入力するのが手間なら、自店専用の返信AIを作ってしまう手があります。作り方は口コミ返信をAIで自動化する方法にまとめました。
まとめ
- 良い口コミへの返信は、感謝ではなく3番目に置く一文で差がつく
- 型は「感謝 → 褒められた点を具体で受ける → 次の来店につながる一文」。120〜180字
- 「よかったです」だけの口コミにも短く返す。返信があること自体に意味があります
- 常連と初来店は書き分ける。「この度は」を常連に使わない
- 割引やクーポンの話は入れない。ポリシー違反になります
悪い口コミへの返し方は悪い口コミへの返信例文12選に、返信の手順そのものはGoogle口コミ返信の方法にまとめています。
コピペしてすぐ使える形が欲しい場合は、口コミ返信テンプレート20選をご覧ください。
まずは、いま付いている高評価のうち返信が同じ文面で並んでいるところを見てください。そこを1件ずつ書き直すだけで、口コミ欄の印象は変わります。
